歌が好き [11代・熱血魂5の3]
体育館で音楽集会に向けてリコーダーの練習。
学年主任に、「歌もしっかり練習しておくように」と投げかけられると、Aくんが「先生、大空賛歌をうたいましょう。」の一言。
やろう、やろうと声が上がり、誰一人文句を言わないで練習が始まった。
5月、組立体操の練習のとき、「6年生も頑張るから、5年生ももう一回通し練習をしましょう」という言葉に対し、かなりの子らが「え~っ」と口にした。
その時のことを思い出し、少し胸が熱くなった。
単純に好き・嫌いの差かもしれないが、この子達は確かに成長していると思った。
そういえば、体育館で歌うのは初めて。
教室に戻ってから、感想を聞くと、「教室では声が出ているように思ったけれど、体育館では全然響かなかった。」と、ねらったような答えが返ってきた。
教室でもう一回歌うと、今度は地声の強い叫び声。コントロールが下手ーーっ!なのだ(笑)。
しかし、その表情は悪くない。心が開いている。
9月に入ってきた転入生曰く、「このクラス、おかしいくらい歌が好きだね」とのこと。
これは最高の褒め言葉。
そろそろ音楽会に向けた取り組みが始まる。
歌が好き。
この根っこを大切に、彼らを伸ばしていこう。
挑戦、英語劇「おおきなかぶ」 [11代・熱血魂5の3]
先日、1年生の先生に招かれ、音読劇「おおきなかぶ」を見てきた。
1年生らしい姿がとてもかわいらしい素敵な劇だった。
5年生もそのお返しを・・・ということで、英語で「おおきなかぶ」をしようかと提案。
ところが、あまり乗り氣でない様子。やる氣がとりえの5年3組にしては珍しいことだ。
しかし、よく考えてみれば、英語で劇を披露するというのは相当ハードルが高い。
日本語ですら表現に抵抗があるのだから。
ではどうすればよいか。
子どもの心理的ハードルを下げてやればいいのだ。
外国語活動にあまり乗り氣ではないが、うまくすれば子ども達に必要な力を育てることができる。
今回のチャンスを大いに活用させてもらおう。
The Gigantic Turnip: A. Tolstoy's Russian Folktale (R.I.C. Story Chest Books)
- 作者: Risako Uchida
- 出版社/メーカー: Ric Pubns Pty Ltd
- 発売日: 2006/04/15
- メディア: ハードカバー
歌が好き [11代・熱血魂5の3]
「大空賛歌」「瑠璃色の地球」「あの素晴らしい愛をもう一度」・・・
毎日3曲歌うのが定番になっている。
生活の中に歌声がある。ことあるごとに歌いたいと言う。
そういうクラスになってきた。
山中恒 [11代・熱血魂5の3]
第1・2週のふり返り [11代・熱血魂5の3]
要求する相手・タイミングを見極めなければならない。
厳しさを受け入れる度量のない人に、厳しさをぶつければ萎縮してしまうだけ。
関係もできていないのに高いものを要求しても、すれ違うだけだ。
主体はこちらにではなく、相手にあるということ。
慮る(おもんばかる)こと。
それが配慮だ。
夏の自由研究発表会が進行中。
基本辛口とはいえ、子どもに合わせてコメントの「味付け」を変えている。
現学級、かなり強いコメントに応え得る子どもが、少数ではあるが育ってきている。
何とも頼もしい。
現在の指導のメインは、「相手意識」。
・声の大きさ
・目線
・発言すること
・教えること
・時間を守る
・言葉づかい
・・・いろいろな局面で「相手意識」という言葉を使わず、間接的に。繰り返すけれども、しつこくなく。
手本を見ることの大切さ。
・習字
・図工の工作
・俳句
いくつかの指導が線になっていたことに後で氣づく。
緻密である必要はない。全ての線を均等に太くすることはできないのだから。
大切なのは、柱を持つことと、その周辺にあるものにも「心を残しておく」こと。
お手紙 [11代・熱血魂5の3]
子ども達に送った暑中見舞いの返事が届いている。
今日も新たに手紙(はがきではなく)が届いた。
宛名を見て、「?」
あれっ、この子からはもう返事が届いていなかったかな。
手紙を開けると、暑中見舞いの「クイズ」の答えが分かったという内容だった。
「むずかしかったですが、やっとの思いでとけました。」
ちょっとしたクイズだったのだけれど、真剣に考えてくれたこと、頭を悩ませて自力で解いてくれたこと、解けた喜びをわざわざ手紙にして送ってくれたこと。そのどれもがうれしくて、その手紙を何度も何度も読み返した。
『親愛なる、がまがえるくん。ぼくは、きみが ぼくの親友であることを、うれしく思っています。
きみの親友、かえる』
「ああ。」
がまくんが言いました。 (「お手紙」)
きっと、がまくんはこんな氣持ちだったのだろうな。
朝読書「ムンジャクンジュは毛虫じゃない」 [11代・熱血魂5の3]
◆途中読めないときもあったが、読み聞かせ終了。
ムンジャクンジュが登場したあたりから、子ども達が話に引き込まれているのがハッキリと分かった。
◆1学期、「世界でいちばんやかましい音」を学習した際に、
・中心人物
・山場
という学習用語を教えた。
直接その言葉を用いなかったが、「ムンジャクンジュの登場で変わったものはなんだろうね?」と問いかけたところ、
「転入生のよしえちゃんがクラスの一員になった。だって、方言を使うようになった」
「その前に、クラスの友達と普通に話をするようになったよ。」
という答えが返ってきた。
よしえの変容に注目したようだった。
うん、一番分かってほしい部分は読みとれている。
◆授業ではなかったので、多くは語らなかったが、伝えたほうが良かった・・・と後悔していることがある。
それは、「よしえの周囲の変容」について。
確かに、よしえ自身が変わったという記述も多い。けれども、周りの見る目が変わってきたことが、よしえの変容を促した。この点が決定的に大事なのだ。
この物語は、よしえの成長物語であり、クラスの成長物語である。
おとなしくて暗い、いつも伏し目がちな女の子。よしえのキャラクターをそう決めているのは、クラスの仲間である。
ムンジャクンジュの登場によってよしえは変わり、ムンジャクンジュが退場した後もよしえは変わったままだ。クラスの仲間たちがよしえを仲間として認め、受け入れたからだ。
物語当初のよしえのキャラクターは、彼女に内在的なものではなく、クラスや周囲の目が決めていた、と言える。ムンジャクンジュは、よしえに向上的変容を促したのと同時に、クラスメイトのよしえに対する評価も変えた。
このよしえの周囲の変容について、触れておけばよかったなぁ・・・と後悔している。
国語的な意味だけでなく、学級経営においても大切な視点だから。
◆とはいえ、読み聞かせ自体は大変好評だった。
「次は何を読んでくれるの?」と期待している子も多い。
3冊目は山中恒さんの作品を読むとだけ予告しておいた。
岡田さんの作品は、子ども的でありながら「品の良い」作品だったので、「毒のある」作品にも触れさせたかったのだ。
さて、何を読もうかなぁ。
6月6日(木) [11代・熱血魂5の3]
運動会後、少しは落ち着いた生活ができるかな・・・と思っていたが、児童指導や10年次研修関連の仕事が立て続けに入る。あわただしい。
授業記録を残す。学級通信を毎日発行する。手書きで振り返りを行う。
3つの「記録する」を今年度初めに思い立ったが、手書きで振り返ることがどうにも難しい。①②は、今のところ休まずにできているので、できれば年度末まで継続するつもり。
今日から「算数道場・小数のわり算」をスタート。すると、2年生を担任したときに実施した「九九カード」を持ってきて、「まだ持っています!」という子が数名いた。学年での取り組みって、心に残るのだなぁ。今回も取っておきたくなる認定証をつくりたい。こういうくだらない作業も好きなのだ。
総合では「3プロジェクト」始動。私は表現担当。当面、大道芸の練習が活動のメインとなる。40名を越えるチームなので、工夫していかなければ。
5月27日(月) [11代・熱血魂5の3]
◆朝
朝のあいさつ。
覇氣のない声を出している子が数名。
その後の運動会の歌でも、明らかな手抜き。
様子を見ていきたいところだが、金曜日の話を受けての月曜日。
「器に心を注ぐという話」を今週の軸にしていく。
手抜きをごまかした子を厳しく指導。
こうした指導は今年度初かもしれない。
空氣を冷たくしてしまうが、その冷たさは一律にマイナスだと言えるだろうか?
ごまかすという行為に対する評価として、その厳しさが適正なものとして写るかどうか。
信頼関係なくして、厳しい指導、冷たい指導というものはありえない。
安直に厳しい指導をすることは戒めなければならないだろう。
しかし、厳しい指導が変化や成長を促すこともある。
大切なのは、その指導が、その子にとって意味あるものになったかどうか。
◆体育
・組立体操
体調不良が多く、毎回決まったペアで技に取り組めていない。
今日も、ペアの確認から練習がスタート。
我慢する、頑張るという点で、育っていない子が多い。
だから、ささいなことで、すぐに「休んでもいいですか?」と言うことになる。
多くの子達と組立体操に取り組んできたが、今の学年には時期尚早というのが率直な実感。
とはいえ、やるからには、全ての子に達成感を持たせたい。
残り1週間、正念場だ。
2時間目のこと。
56年合同で通し練習をした後、5年生だけで通し練習を行った。
残り時間は10分ない。これで終わりかな・・・と思ったら、
「6年生はもう一度やりますが、5年生はどうしますか?」とふられた。
多くの子は、「やります!」と言ったが、
「6年生の演技も見てみたい」と言う子も。
今まできちんと見たことがないことを考えると、当然ある反応。
残念だったのは、「え~っ」という反応が少数ながらあったこと。
疲れているのは誰だって同じ。休みたいという氣持ちも分かる。
けれど、それを周りに伝わる形で言葉にしてしまうのはどうなんだろう。
共に練習している6年生や指導してくださっている先生方に対する敬意がない。
強行でやらせることもできたが、見学させた。
共に何かを創るということ。
それはとても難しいこと。
◆F1
間髪を空けず、応援練習。
休む間もないが、それは子どもも同じ。頑張っている!
◆算数
小数×小数の練習問題。
明日テスト。
数名は80点が難しい、というのが今の段階での見取り。
学習の仕方を教えられなかったのも、努力の仕方を教えられなかったのも担任の責任。
きちんと挽回させなばなるまい。
◆国語
漢字スキル
・友だちの良さを発表しよう
18名の子らが発表。原稿を見ながら話してしまう子も多いが、よく準備してきた良い発表が多い。
さて、残りの19名はどうかな。
◆給食
準備は、もっと早くなってほしいなぁ。
今日も完食。
◆掃除
掃除の時間に、全農さんが来校。
トマトの苗を持ってきてくださった。感謝!
◆F2
応援団練習。
◆総合
学年総合。フラワープロジェクト発足。
ナカナカ面白いことになりそう。