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まぶしい成長 [もっとてつがくの6の3]


2年目、3年目に担任し、中学に送り出した教え子たちが高校に入学し、その帰りにわざわざ会いに来てくれた。
小学校時代の面影を残しながらも、立派に成長をしている姿がただただまぶしかった。

昨年1年間の空白期間を含めると、現所属校の在籍は7年目となる。
これだけ長く1つの学校にいるのは初めてのことである。
長くいることのデメリットを感じることもあるが、高校生になった教え子が学校に会いに来てくれたのは一所に長く勤めているからこそである。

進学おめでとう。
高校でのさらなる活躍を願います。
そんな気持ちで成長した教え子たちを見送った。
柄にもなく感傷的な気持ちになり、年を取ったことを実感した(笑)。



卒業生 [もっとてつがくの6の3]

朝、運動場を走っていると、大きなあいさつが聞こえてきた。

昨年度の卒業生の2人だった。

うちの学校の隣りにある幼稚園に社会体験に行くとのこと。

そういえば、昨年度末、国語の単元で幼稚園の先生に話を聞きにいっていたっけ。

小さなことだけれど、そうした体験も、彼女達の中に何かを残していたのかもしれない。

体験が学びになるかどうか。

それは教師の手の内に収まらないことだけれど、学びの機会を用意してあげることだけはできる。

卒業して離れてしまった今、彼ら彼女らにできることはない。

だからその分、今のクラスの子達に様々な体験を用意してやりたい。

 

 


氣にかかる [もっとてつがくの6の3]

何年経っても、もう担任ではなくても、いつまでも氣にかかってしまう。

そういうものだ。教え子というのは。


ガンバレ [もっとてつがくの6の3]

進学先が違い入学式の日取りが違ったため、遅れて写真を取りに来る子がいた。

わざわざ制服を見せに来てくれた。

その氣持ちが嬉しかった。

「ガンバレ」

重い言葉だけれど、周囲の期待の重さに負けない強さを持っている君だから、この言葉を贈ろう。

「ガンバレ」

自分を伸ばすための努力を自分で出来る君だけど、これからも君が良い顔で頑張り続けられることを祈る。


じゃあね [もっとてつがくの6の3]

3時過ぎ、卒業した新中1の子達が卒業式の写真を取りに来た。

制服姿のせいか、みんな少しだけ大人びて見える。

晴れやかな表情。

先生に似た熱い先生がいるという話をたくさんの子から聞く。

「△組の先生は、松岡修造が好きなんだって。全力、全力って先生見たいだった!」

「◆組の先生は、いきなりこれまで過ごしてきた時間の話を始めた。先生見たいだった!」

・・・って、中学に何人似た教師がいるのだ(笑)。

伝わったかどうかはともかく、彼らの中に「ことば」が生きているのは喜ぶべきところか。

「今までありがとうございました」

わざわざあいさつを言い直しに来た子たちもいる。

後には、寂しいような清々しいような氣持ちだけが残る。

ああ、これで本当に「じゃあね」なのだ。

いちょうの実 (ミキハウスの宮沢賢治の絵本)

いちょうの実 (ミキハウスの宮沢賢治の絵本)

  • 作者: 宮沢 賢治
  • 出版社/メーカー: 三起商行
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 大型本

そらのてっぺんなんか冷たくて冷たくてまるでカチカチの灼きをかけた鋼です。
 

そして星が一杯です。

けれども東の空はもう優しい桔梗の花びらのようにあやしい底光りをはじめました。

その明け方の空の下、ひるの鳥でも行かない高い所を鋭い霜のかけらが風に流されてサラサラサラサラ南の方へ飛んで行きました。

実にその微かな音が丘の上の一本いちょうの木に聞える位澄み切った明け方です。

いちょうの実はみんな一度に目をさましました。

そしてドキッとしたのです。

今日こそはたしかに旅立ちの日でした。


伸ばす [もっとてつがくの6の3]

根本は、「子どもを伸ばすこと」。

それが教師の愛情。

自分の役目を果たそう。

卒業までかかわれる時間はあと16日間。


SGM48から [もっとてつがくの6の3]

SGM48(卒業まで48日)。

学級通信にそう書いたのは、冬休み明け。

学級閉鎖や他学年との交流、修学旅行などがあり、氣がつけば卒業まで25日。

折り返し地点を過ぎようとしている。

教師としてできることは、教え育てること。

そのために、自分自信がもっと努力しなければならない。


修学旅行 [もっとてつがくの6の3]

遠足ではなく修学旅行。

行っていることは一緒でも、込めている思いが違う。

「学びを修める」。

その言葉の意味をクラスの子ども達はちゃんと考えてくれた。

行動に生かしていた。

あるグループは動物園に到着早々喧嘩になっていた。

けれども自由行動が終わるころには、みんなが笑顔になっていた。

あるグループは欠席者がいて、女子が1人だけだった。

けれども男子達がうまく動いていた。

不測の事態というのは、どんなときでも訪れうる。

それを未然に防ぐのも学びの成果であるし、起きてしまったときに自体を小さく収めるのも学びの成果である。

2年間でたくさんの失敗を重ねてきた。

公共の場での過ごし方。

ルールの守り方。

集団行動。

それらの失敗の一つ一つが、修学旅行の成功につながったのだと思う。

失敗を価値あるものにできた。しかも自分達の力で。

それが嬉しい。


1月31日 [もっとてつがくの6の3]

1月最終日。

学級閉鎖後、最初の登校日・・・だったのだが、朝からクラスの子達の姿が少ない。

連絡が相次ぎ、結局14名欠席。22名での授業となった。

とはいえ、体調不良の子達もだいぶ落ち着いてきている様子。来週には、帰ってこられるだろう。

学級閉鎖明けは、子ども達が落ち着かない・・・というのはよくある話。

しかし、14名欠席となると、指導が行き届きすぎて、落ち着かなくなる暇すらない(笑)。

フリータイムには、久しぶりに男女混じってドッジボールをした。外遊びに参加したのは、かなり久しぶり。

ここ何年かは、意図的に子ども達の遊びの輪から遠ざかるようにしてきたのだが、やはり一緒に遊ぶって大事だなぁと思う。何より楽しい。

これからは、時々混ぜていただこうかな(笑)。


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