針供養 [ことば]

家庭科の授業中のことです。

裁縫をしている際に、ある子が針を折ってしまいました。

「危険だから、先生のほうで処理をしておきますね」と話したところ、サポートに入ってくださっていた先生が、

「針供養ね」とおっしゃったのです。


針供養。

久しく聞いていなかった、美しい日本語です。

思わず子ども達の手を止めさせ、針供養の意味を語ってしまいました。

授業の流れを無視した行為は、決して褒められたものではないですが、語った私は、今日一日、あかるい気持ちで過ごすことができました。


美しいことばに触れる喜び。

教師として、子ども達に伝えていきたいことの一つです。

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