針供養 [ことば]
家庭科の授業中のことです。
裁縫をしている際に、ある子が針を折ってしまいました。
「危険だから、先生のほうで処理をしておきますね」と話したところ、サポートに入ってくださっていた先生が、
「針供養ね」とおっしゃったのです。
針供養。
久しく聞いていなかった、美しい日本語です。
思わず子ども達の手を止めさせ、針供養の意味を語ってしまいました。
授業の流れを無視した行為は、決して褒められたものではないですが、語った私は、今日一日、あかるい気持ちで過ごすことができました。
美しいことばに触れる喜び。
教師として、子ども達に伝えていきたいことの一つです。
2021-09-08 18:36
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0