ハードル [2020ことばの魔法]

「せっかく学校に来ているのだから、1時間に1度くらいは、発言する機会を作っていきませんか?」

この提案だけで子どもたちは変わりません。

「あいさつをできる人?」「(この問題文を)読める人?」「(九九等のやさしい計算が)できる人?」という小さな投げかけが端緒となり、徐々に発言のハードルが下がっていきます。

昨日は、分散登校のおとなしめのグループでの授業日でした。上記のような投げかけを4時間続けたところ、子どもたちが激変。「おとなしいグループ」という印象は誤りで、実は「猫の皮をかぶった虎の群れ」であることが分かりました(笑)。

大きなハードルを乗り越えさせるのではなく、無数の小さなハードルを乗り越えさせることによって変容を促す。大切な経験則です。(余談ですが、ここでふと浮かんだのが、忍者が跳躍力を付けるためのあの特訓です。昭和世代の昭和世代たる所以ですね。)

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