読書 [2020ことばの魔法]
封印されていた学級文庫を開設しました。
もののやり取りに関しては、まだ制約も多く、開設許可が下りたとはいえ、運用には細心の注意を払わなければなりません。それでも、うれしいものはうれしい。同じ気持ちを持っていた子も多いようで、手を洗い、密を避けながら、嬉々として読みたい本を選ぶ姿がありました。
最近は、背伸びした本を読む子も増えました。ある子は、カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」を読んでいます。漫画「約束のネバーランド」の影響から手に取ったとの話でしたが、しっかりと内容を理解し楽しめていたことに驚きました。「じゃあ、これも読んでみたらどう?」と渡したのが「新世界より」。
すでに上巻を読み終えたようで、「面白かったです。続きも買って読みます」と話してくれました。本を通したコミュニケーション…それだけにこだわる必要はありませんが、自分が担任である意味は、本の価値を伝えていくことだと信じています。個人の時間が多くなる年度だからこそ、例年以上に読書活動に力を入れていきたいです。
そうそう。今週初めから、クラスでの読み聞かせを始めました。今年度の記念すべき1冊目は、岡田淳さんの「ムンジャクンジュは毛虫じゃない」です。
分散登校中のため、同じ話を2日続けて読んでいます(笑)。マスクでの読み聞かせは息苦しいですが、子どもたちの反応は悪くない感じです。7月10日から始まるこの物語、さて、読み終えるときには現実の世界も同じくらいの時期になっているでしょうか。
2020-06-18 06:10
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