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楽しさを大切に [教師修業]

「子どもらしい」といえばプラスに、

「子どもっぽい」といえばマイナスに聞こえます。


目の前の子どもは同じ存在のはずなのですが、「子どもを大人に導いていくのが教師の仕事」という思いが強すぎると、どうしても「子どもらしさ」と受け止められず、「子どもっぽい」とマイナスの捉えをしがちです。


先日、ケンカばかりするクラスの子に、「小さなことでつまらないケンカをくり返していると、小さなつまらない人になってしまいますよ。」と指導をしました。指導しながら気付きました。あれっ。小さなつまらないことで目くじらを立ててお説教をしてしまっているのは自分自身じゃないか。「小さなつまらない人間って自分のことだ・・・。」強い言葉は、まさに諸刃の剣です。繊細な私は、自分の言葉に深く傷つきました(笑)。


「子どもざかり」の3年生と付き合っていると、自分の考え方というか軸がいかに大人寄りになっているかに気付きます。

「人は正しさのみで生きるにあらず。」です。楽しさを軸に、それでいて正しい方向に進みたいという思いを育んでいけるか。初心に戻ってやっていこうと思います。



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次年度に向けて [教師修業]

主題と合わないから、言葉を広義に解釈して定義を広げる。

1つの言葉に多くを詰め込もうとした結果、肝心な主題が漠とする。

これを「抽象的」な議論と言う。

あれもこれもと求めれば、結局は何も求めていないのと同じことになる。

いかにしてエッジ(鋭利な部分)を作っていくか。

そこを議論したいのだけれど、会議は踊る、されど進まず。


ていねいに [教師修業]


心の野球―超効率的努力のススメ

心の野球―超効率的努力のススメ

  • 作者: 桑田 真澄
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/06
  • メディア: 単行本



掃除道 (PHP文庫)

掃除道 (PHP文庫)

  • 作者: 鍵山 秀三郎
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/05/02
  • メディア: 文庫



少女ファイト(11) (KCデラックス イブニング )

少女ファイト(11) (KCデラックス イブニング )

  • 作者: 日本橋 ヨヲコ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/06/23
  • メディア: コミック



手しおにかけた私の料理―辰巳芳子がつたえる母の味

手しおにかけた私の料理―辰巳芳子がつたえる母の味

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 婦人之友社
  • 発売日: 1992/10
  • メディア: 単行本


2014年の実践を振り返り、またしても氣付く。

端的に言えば、「求めすぎている」。

「特別」に対する私のこだわりはずいぶん強いらしい。

平凡を非凡に。

凡事徹底。

愚徹。

願うものとは対極にある実践の数々。

結果として偏る。

意識的に取り組まなければ、無意識の「欲」や「こだわり」にとらわれる。

ていねいに。これでもかというくらいていねいに。

忙しい冬休みになりそうだが、ていねいに振り返りを行いたい。

 


距離感 [教師修業]

話を聞くときの距離感。

話を伝えるときの距離感。

パーソナルスペースは人によって違うのだから、当然一般化はできない。

しかし、一定の期間「観察」を続けることで、距離感の変化を感じることができる。

近くなった子がいる一方で、変わらない子もいる。

詰め寄る努力が足りなかったのか、時間が必要なのか。

性急に結果を求めることはないが、距離感には敏感であった方が良い。

そう思う。


縄文時代、弥生時代 [教師修業]

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資料の読み取りを軸に進めているつもりなのだが、情報の精選が足りないのか、45分をオーバーしてしまう。

授業構成がしっかりしていないからだ。

45分で組み立てるならば、どう流すのか。どこで考えさせるのか。

もっともっとゲンミツに考えなければならないだろう。

今の授業には、知的な緊張感が足りない。


カイエ [教師修業]

ポール・ヴァレリー


学級通信表紙 [教師修業]

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女子全員分の下書きが完成。

締め切り前のマンガ家になった氣分だ。


言葉の背後に [教師修業]

言葉に頼り過ぎないこと。

話し言葉、書き言葉・・・表出されるのはあくまでも現象(うわっつら)。

現象を通して、背後にあるものがおぼろげに見えるだけ。

現象がぼやけているということは、つまり「それ」が把握されていないということ。

見えないものを見えるようにすることが教師の仕事。

見たいと思えるようにすることが教師の仕事。

久しぶりに「かたい」本を読む。

ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学 (中公文庫)

ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学 (中公文庫)

  • 作者: エドムント フッサール
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1995/06
  • メディア: 文庫


今日は研修。最後の最後まで追いかけられる1年間。

 


リスク・マネージメント [教師修業]

運動場に遊びに来ている子ども達をふと見ると、15人くらいの集団が。

よく見たら全員自分のクラスの子だった。

最近、放課後の遊びが広がり、男女で集まっている姿見かける。

いいなぁと思う反面、それに加わっていない20数名の子達との乖離も意識しなければならない。

老婆心というやつである。

特定の集団で仲が良くなるというのは、内と外に境界をつくる。

境界線はあいまいな方がよい。

ことが起きる前に、いろいろな状況を考える。

悪い場合も起こりうると想定しておく。

当然必要な配慮だと思うのだが、少し前までそういうことに無自覚だったなぁと思う。

うん。老いるだけでなくちゃんと成長している(笑)。


贈ることば [教師修業]

今年度の学級通信の取り組みの一つ。

クラスの子の誕生日に詩を贈っている。

数年前の自分だったら、そんな「きざ」なことはできなかった。

今だって、内心「きざ」だなぁと思いながらやっているのだ。

でも、子どもは喜んでくれている(はず)。


先日、35歳の誕生日を迎えた。

子ども達から、あたたかいメッセージブックをもらったのだが、Aくんが「先生にも詩を・・・・」ということで、贈ってくれたのが

斎藤由貴の「卒業」より、

「ああ、卒業式で泣かないと冷たい人と言われそう

でももっと悲しい瞬間に 涙はとって 置きたいの」

だった。どういう意図だ(笑)。

ちょっと斜に構えたAくん。

その彼が、詩を贈るという行為を好意的にとらえてくれているというだけで、続けてきて良かったと思う。


先週は、Bさんが

「私、明日休む。だって、誕生日に詩を贈られるの嫌なんだもん」とわざわざ伝えに来る。

そして翌日。登校してすぐに、

「先生。私の詩はいつ発表するの? まさか忘れてないよね?」

と迫ってきた。予想通りすぎる(笑)。

ツンデレの彼女が、こんなにも期待してくれるのが嬉しい。


実践そのものに力がある、というよりは、

担任の取り組みを子ども達が「受け入れてくれる土壌がある」ことが大事なのだと思う。

先日は、ある保護者の方に「そういえば私も誕生日が近いんですよ~」と冗談を言われた。

親子で楽しんでくれているからこそ、「きざ」なことが「気障」にならなくなるのだ。


今年はこのままいくつもりだが、さて、来年持ち上がるとしたら、どんなことに取り組もう。

誰かのために何かをする幸せ。考える幸せ。

30も半ばを過ぎて、やっと分かってきた氣がする。

 

 

 


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