手紙 ~拝啓、15の君へ~ [7代・最強クラス6の4]
外付けのHDDがいっぱいになってしまったので、お正月に新しいモノを購入していた。
350GBから2TBへ。同じ値段なのに、この容量の飛躍!
パソコンの世界は、赤ちゃんのように日々成長変化している。
さて、今日は朝から、冬休み中にやろうと思ってできていなかったデータの整理をしていた。
ダブっているもの、あきらかに2度と使わないものをまず処分した。ここまでが整理の段階。
その後、必要なデータを整頓していく。
結構順調だ。
・・・と、油断していたら過去の録音データや画像データに見入ってしまった。中学時代からなにも進歩していないではないか(笑)。
まあ、せっかくなので、「手紙」をアップ。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
伴奏が最初から止まったりと、ドラマチックすぎる展開にハラハラさせられたコンサートも今はいい思い出。指揮者のSさんはよくフォローしてくれたと思う。今まさに15歳の彼らは、どんな青春時代を過ごしているのだろうか。
歌を教えることが楽しくて仕方がなかった日々がよみがえってきた。
14歳からの哲学 [7代・最強クラス6の4]
9月30日② [7代・最強クラス6の4]
帰宅すると、教え子達からメールが。
2年経つというのに、誕生日を覚えていてくれるのが嬉しい。
中学生活も充実している様子。
負けていられないなぁ。
肯定する力 [7代・最強クラス6の4]
昨年度に教えた子から手紙が届いた。
「6年生のときに跳び箱を頑張ったおかげで、今日の授業で褒められた。嬉しかった。」
頑張った過去が報われた、という言葉もうれしいし、感謝の気持ちをわざわざ手紙にしてくれたのも嬉しい。
正直なところ、当時、跳び箱はそんなに教えられなかった。短期での取り組みだったので、子ども自身に気付かせるのではなく、技術的な面を「教える」やり方をとってしまった。
当時、子ども達がどんな気持ちで授業を受けていたのかは分からない。でも、頑張った過去の結果で「今」があるという認識は、決して悪いものではないと思う。
現実を受け入れて肯定していく力。それは全ての教育活動の根になる。
気付く [7代・最強クラス6の4]
言葉を選び、言葉を探し、言葉を尽くし、それでもまだ「足りない」と思う。
そのときはたと気付く。
その欠落感は、誠実さと愛故なのだと。
おかげさまで [7代・最強クラス6の4]
「おかげさまで」。
君の内の深いところからその言葉が出てきたのならばだいじょうぶ。
誰かとつながって在ることを君は「知っている」のだから。
君が元気だと僕もうれしい。
ピアノの発表会 [7代・最強クラス6の4]
卒業生の二人に呼ばれていたピアノの発表会に行く。
途中眠ってしまったが、二人の発表のときだけはしっかりと目が覚めた。神様、ありがとうございます。
発表後、二人+応援に来ていた二人と私の合わせて5人で話に花が咲いた。異動のため、これでしばしの別れ・・・という感傷的な気分になることなく、さわやかに別れた。
明日は中学校も入学式。彼らの新たな出発に幸多からんことを。
学級通信「キャプテンはつらいぜ」 [7代・最強クラス6の4]
今年度の学級通信を製本し終えた。
「キャプテンはつらいぜ」全170号。今までにない工夫を盛り込んだ面白い学級通信になったのは、クラスがそれに負けないくらい個性的だったから。ただ、似顔絵をカラーで描くのは、もう二度とするまいと思っている。きつすぎる(笑)。
昨年の同じ時期に「学級通信を書かない学級経営」を考えたが、来年度もやはり書いてしまうんだろうなぁ。「あんたも好きねぇ」という声が聞こえそうだ。
卒業式 [7代・最強クラス6の4]
いよいよ今年度最後の日。3学期から始めたカウントダウンカレンダーで、黒板を埋めておく。となりには「卒業おめでとう」と板書。本当はいろいろと書きたかったのだが、別れのときは饒舌でない方がよい。
教室をきれいにし、机を拭しておく。黙々と掃除をしていると、時間があっという間に過ぎる。外を見ると、そろそろ卒業生が登校し始めていた。
8時10分になると、卒業生達が続々と上がってくる。いつもとは違う服装でどこか恥ずかしそうだが、誇らしげでもある。遅刻の常習者のあの子も、今日は早い。当然と言えば当然だが、少し残念な気持ちにもなる(笑)。
さて、入場まで1時間以上あるので、健康観察を済ませた後、思い出DVDを見せることにする。私は職員室に戻り、学年の先生方と歓談。
時間が来たので、教室へ。ゆるみすぎず、緊張しすぎず、非常にいい状態で子どもらは待っていた。廊下にサッと並ぶと体育館へ。いよいよ本番。
全体的にはいろいろと課題はあった。しかし、自クラスの子ども達の返事は実に立派なものだった。式中、子ども達の方を見ていると、何度も目が合う。泣いている子は一人もいない。みんないい笑顔をしている。YELLの退場曲に見送られながら、教室に戻る子ども達。最後まで始終笑顔だった。
教室に戻ると、保護者の方々が結構来ている。子ども達だけの予定だったのだが・・・・仕方ない。最後の学級通信2枚を配る。メッセージを読んで締める予定だったが、すでに子ども達の何人かが泣き出している。予定を変更し、メッセージではなく、歌を流すことにする。
卒業しても
会えなくなっても
どこかで旅続けるメロディー
たくさんの歌を歌った6年4組の最後を飾るにふさわしい「未来を旅するハーモニー」。一人一人の顔を見ようと思うが、彼らの顔を見られない。不覚にも涙が止まらなくなってしまった。こんなドラマみたいなことってあるんだなぁ。
その後余韻に浸る間もなく、下校、写真撮影会、昼食、謝恩会・・・・くたくたに疲れたが、今年度は終わった。195日よく頑張った。3連休だけはゆっくりと休ませてもらおう。