再会 [6代・強い絆6の2]
8年前の教え子と再会する機会があった。
夏休みからずっと楽しみにしていたことだったが、想像していた以上に再会を喜んでいる自分に驚いた。
思えば、教師としての自覚を強く感じさせてくれたのが、初めての卒業生である彼らである。
そんな彼らがもうすぐ成人する。
成長したねという気持ち半分、何も変わらないなという気持ち半分。
教師という道を選んで本当に良かったと心から思った。
明日から2学期が始まる。
頑張ろう。
時は流れていても 何も変わらない
魔術師の甥おい [読書・映画・音楽]
魔法の指輪で異世界に迷い込んだディゴリーとポリーは、廃都チャーンに眠る悪の女王を誤って復活させ、ロンドンに連れ帰ってしまう。
街で大騒動を引き起こす女王を元の世界に戻そうと再び魔法の指輪に触れるが、入り込んだのはまた別の世界。そこでは今まさに一頭のライオンが、新たな国を創造しようとしていたところだった……。
ナルニア創世と最初の冒険を描く第1巻。(Amazon内容紹介より)
魔女ジェイディスとディゴリーとの対決。
おそらく新約聖書の「荒野の誘惑 」をモチーフとしたシーンである。
魔女の誘惑は3つ。
まず飢えと渇き。
次に永遠の命。
そして病に伏せる母親の命。
映像的に見栄えするような「戦い」はない。
高学年になっても、仮面ライダーや戦隊ものが好きだった(今だって好きである)当時の自分には、正直この対決は物足りなかった。
しかし、大人になった今だからこそこの対決の意味が分かる。
真に乗り越えるべきは、立ちはだかる外敵なのではなく、自身の弱い心なのだ。
ナルニア国シリーズは、面白く読んだという記憶はあるものの、印象に強く残っているのは「ライオンと魔女」のみ。光文社の新訳がこれから刊行されていく予定なので、ていねいに再読していきたい。
小・中学生の頃、新しいゲームが出るのが楽しみでならなかった。
「首を長くして待つ」。
そういう感覚を覚えるたびに、自分は何も変わっていないのだとうれしく思う。
困難 [つばさ5の2]
見えている? 思い上がり。
見えていない? それは言い訳にはならない。
見えている範囲内で最大限の努力をする。
見えていないものがあることを忘れないでいる。
思い上がらず、卑下しすぎず。それが難しい。