できない [てつがくの5の3]
できる体験=成功体験をたくさん経験させることが大切だといわれる。
しかし、そればかりが強調されてしまうと見えなくなるものがある。
それは失敗体験の大切さである。
「できない」という体験にも大きな意味がある。
要は、「できる」「できない」という現象にとらわれないことだ。
その先にあるものを見通し、それに至るための「できる体験」、それに至るための「できない体験」としてとらえる。
大局的に見る。
実に難しい。
第2週 [てつがくの5の3]
2学期後半の第2週が終了した。
最近は男子がいい。今まで頑張れなかった子達の意欲がぐっと上がってきた。
しかし、課題も感じている。
それは学習への取り組み。
専科の授業である音楽で、音楽記号のテストを行ったのだが、4年生のあるクラスでは一人を残し全員が満点を取った(これもすごい)というテストで、うちのクラスは3分の1が合格点を取れていなかったのだ。
土台学力が弱い。それに尽きる。
このあたりを鍛えていきたい。
ともかく今週もお疲れ様でした。
あいさつリレー [てつがくの5の3]
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
「おはようございます」の「は」を意識すると良いという。
確かにその通り。全力を出すだけだと「おあようごあいあう」になってしまう(笑)。
①自分が氣持ちいい
②相手が氣持ちいい
の両方を考えることが大事。
とはいえ、自分でやってみるとこれが難しいということがよくわかる。
子どもってすごいな。
ひと足早く [てつがくの5の3]
4日日直から3日続けて出勤。我ながら「真面目」だなぁ。
理科室の整理、授業の準備などを一通り済ませたので、今日は研究のまとめをする。
冬休み中にある程度済ませておいたので、午前中いっぱいで終わった。
午後は教室掃除をしよう・・・と思っていたら、クラスの子が次々とやってきた。今年は人懐っこい子が多いのだ。
遅れていた課題を出しに来た子、ただあいさつに来た子、休み中なのに「わざわざ」お手伝いに来た子。それぞれの理由の違いはあれど、元氣な姿を見られたのは嬉しい。ひと足早く2学期後半がスタートしたような氣分になった。
お手伝いの子達と一緒に、掲示物を点検し、配ぜん台をクレンザーで磨き、配ぜん台のカバーを洗濯した。冬休み中の話、中学の話、思い出話などをしながら手を動かしていたら、あっという間に4時になっていた。彼女らと別れた後、黒板を一人清め、プリント類を印刷した後下校。
張り切ったせいか、今日は30分ほどで家まで帰れた。体力が付いてきたかな?
まだいくつか課題は残っているが、学校のことは大体方が付いた。火曜日から氣持ちよくスタートを切りたい。
美しさ [てつがくの5の3]
エプロン完成記念にポップコーンづくりを行った。
ところが・・・いつも忘れ物をしないUさんがエプロンを忘れ、朝から消沈している。
他にも忘れがいたので、静かに、しかし厳しく指導をした。 今のクラスの子達をすごいと思うのは、ここでめげないところだ。
その日、彼女は勉強、掃除など、全ての面で「いつも以上」の努力をしていた。
(名誉のために書くが、彼女は普段から人のための努力を厭わずにできる立派な子なのだ。)
曰く、
「今日一日、いい子で過ごしたいと思います。失敗の埋め合わせをしたいからです」
厳しい現実をタフに生きていくためには、鈍感力やある種の感性の摩耗が必要だ。それは否定しない。
しかし・・・氣にしない強さを得るのと同時に何かを手放してしまっている私には、その心がとても美しく思える。
テスト [てつがくの5の3]
テストで点を取らせることは結構簡単だ。
一人ひとりの習熟状況を把握し、適度な負荷を与え、インプットとアウトプットを繰り返せば、平均点95点くらいはいく。
しかし・・・
点数を取る言葉ばかりに意を傾け過ぎると、そもそもの学力をつけることが疎かになる。学年末に実力テストを行うと、それが分かる。
低いレベルで満足させていないか。
たかが漢字。たかが計算。しかし、実力をつけるとなると、実に難しい。
鉄棒 その後 [てつがくの5の3]
金曜日にテストを行う。
ずっと練習をしていた子がついに自力で出来るようになった。一緒に練習してきた子は大拍手。
一方で、頑張ってきたのにまだできない子が。
あなたの頑張りは無駄ではないよ。
そんな慰めでは、彼女を救うことはできない。
できるようにさせる。それが教師にできる最大の励ましではないか。
残り4日。彼女に最大限のエールを送りたい。
70回 [てつがくの5の3]
Bチームの大縄が70回を突破した。
チーム力の向上。うーん、すごい。
Aチームの変容に注目しよう。
大なわ [てつがくの5の3]
大縄を外体育の準備運動的に行ってきた。
先日計測したところ、
Aチームは92回、Bチームは57回というところまでいった。
Bチームには、一人ずっと跳べないで泣くことの多かった子がいた。仲間たちの継続的な励ましのお陰で、その子が跳べるようになった。勿論Bチームは大喜びである。
Aチームは1回引っかかってしまい、目標の100回達成をできなかった。やっと「悔しさ」を知ったというところ。
両チームで200回という目標を達成できるかどうか。
それよりも、取り組む彼らの変容を見守っていきたい。