空中逆上がり練習クラブ [てつがくの5の3]
放課後鉄棒クラブを結成する。
あと少しで後方支持回転ができる子たちが、どうしても特訓してほしいというので。
今週いっぱいの短期限定のクラブである。
「できるようになりたい」という思いに応えてやりたい。
対他意識の不徹底 [てつがくの5の3]
自然になっていないのは、「徹底」が足りないから。
お世話になった音楽の先生への一言、給食室の方への一言、入室の際の一言、プリントの受け渡しでの一声。
型としては身に付いているが、心としてはどうか。
「納得」がなければ、型は環境によって容易に失われてしまう。
環境に左右されることなく、残っていくもの。
自分の指導は底を目指した深いものであっただろうか。
浅い、浅い。
徹底とは回数のことではない。
型を越えていくには、数だけでは駄目なのだ。
作り上げる・・・そういう感覚じゃないんだよな。あるのは、下ろせるか下ろせないか・・・それだけだ。
タイミング [てつがくの5の3]
好不調には波がある。
今週は音楽会に向けての体育館練習が続いた。
1回目は体育館を意識できていない練習。×。
2回目は意欲を感じるいい練習。○。
3回目は隣のクラスが見ている中での練習。視線が指揮者から散る。×。
4回目は昼休み、たくさんの集中を切るものの誘惑の中、全力を出し切ったいい練習。◎。
集中力とか意識もそのときの演奏に大きな影響を与えていることは確かなのだが、それに左右されない好不調の周期=波を感じる。
常に意識の問題として、子どもにぶつけていくだけでは駄目なのだ。波が下降気味のときは何を言っても駄目なのだと割り切り、上り調子になるのを待つことも必要。
この辺の見切りが難しく、相変わらず子ども達に求めすぎてしまう自分がいる。
指導のタイミング。
実に難しい。
歌の指導 [てつがくの5の3]
声量を求めるあまり、力ませていたなぁと思う。
大切なのは「響き」なのだ。
飛ばすのではなく、突き抜けるイメージ。
やわらかく重ねていくこと。
ていねいにていねいに。
10月13日(木) [てつがくの5の3]
2学期開始。
転入生が加わり36名でのスタート。
◆朝
終業式から5日しかたっていない。どれくらい終業式の振り返りを生かせるか。
板書だけしておき、職員室から体育館へ。
8時25分頃クラスの子達が入ってくる。しかし、あいさつが小さい。
体育館の声を意識して指導をしてきたのだが、他のクラスがいる中で大きな声を出すことができない。
一人でも大きな声を出す。「全力」「自立」はまず大きな声でのあいさつから。2学期一つ目の課題。
校歌もそう。
本人たちは頑張っているつもりなのだが、×。他のクラスとのバランスを考えていると言えば聞こえがいいが、まわりに流されて手を抜いている状態。とはいえ、あいさつができないのだから歌が歌えるわけがない。校歌についてはまだしばらく観察していかなければならない。
◆朝
・あいさつリレー 全体のリズムと声量は上がってきた。しかし、個々のレベルはまだまだ。個に焦点を当てる。2学期二つ目の課題。
・歌 「夢の世界を」「君をのせて」まだ覚える段階。音楽係の動きがよくなってきた。
・一人一言 「2学期に頑張りたいこと」 端的に話す、正しい聞き方などの確認。姿勢がかなり崩れている。
・百人一首 黄札
◆テスト
漢字と計算のテスト
その間に宿題のチェック。
◆算数
面積の復習。三角形の面積の求め方。
体積と混同している子がいる。面積の定義がすっぽりと抜けている。確認にかなり時間を費やす。
この時点で崩れている子も。初日だが(なので)厳しく指導。
計算の習熟について少し話す。l
◆国語
漢字50問。新しいところなので10分とる。明日からは5分で大丈夫。
声が出ていなかったので、漢字音読。けっこう時間をかけた。
残りの時間で「注文の多い料理店」を読み聞かせ。評論文の導入単元として考えている。じっくり書かせていきたい。
◆給食
片づけ終わりが1時3分。3分オーバー。ここでも指導。
◆掃除
6名ほどで畑づくり。ダイコンとほうれん草を育てる。時期が遅いのだが・・・何とかなるかな?
◆理科
流れる川の働き。
3つの働き「けずる」「運ぶ」「積もらせる」の確認後、実験。
理科好きの多いクラスなので、大変盛り上がる。遊んで終わりにならないのがいい。
「動画で撮影して番組を作りたい」とは、映画会社の言。いろいろなまとめ方を体験させていきたい。
放課後、削る働きの結果としてできたシーグラスを持ってきた子がいた。次の授業で紹介させてもらおう。
◆学活
会社活動の時間。
活動計画を立てる。やはり時間を確保してやることが大切。大いに盛り上がった。
◆帰り
準備が遅い。3分もかかっている。しかもおしゃべりをしている。一日同じことを話してきたのだが、意識が足りていない。初日からどうかとも思ったが、ビシッと締めて終了。明日からの変容に期待したい。
評価は教師の指導力の評価でもある [てつがくの5の3]
そのときテストで点がとれても、本当に力になっているのか。
いつ・いかなるときにテストをしてもできるのが本当の力ではないか。
今まで以上にそういう視点を大切にするようになった。
平均点90点を取るのに躍起になっていた時代は、確かに即時的な成績を上げることができたが、間を空けるとできなくなってしまうことが多かった。
漢字スキルを用いる漢字学習がまさにそれだ。
計画的に進め、練習をし、その時のテストではほとんどの子が90点を取れるようになる。しかし、本当に身に付いているかというと・・・学年末のまとめテストで頭を悩ますことが大半だった。
今回実施してきた50問テストの活用+熟語力養成+漢字音読により、1学期末の漢字テストで1人を除く34名がテストで90点以上を取れる力をつけることができた。
漢字学習だけではあるが、力をつける方法を確立できたのは大きな成果である。
他教科ではまだまだ課題が多い。
特に算数。
小数の計算や分数の計算など、圧倒的に練習量が足りていない。
2学期以降の課題である。
評価の時期は、自身の実践の甘さが浮き彫りになる。心して受け止めねばならない。
来週は1学期最終週。
これからに向けてとこれまでを振り返って。
両方の視点から今を充実させていきたい。
9月30日 [てつがくの5の3]
誕生日会社主催で8・9月生まれのお祝いを行う。
時期が遅いのが氣になるのだが、子どもたちに一任しているのでまあいいか。
普段の授業で「求めている」分、抜くところでは口を出さないようにしている。
私も誕生日だったので、一緒に祝ってもらえた。よかった(笑)。
仕切り方もずいぶんと上達したなぁと思う。
やはりこういうことは経験がモノを言う・・・氣がする。
厳しさ [てつがくの5の3]
徹底するということ。
九月後半から意識的に子どもたちに伝えてきている。
どうしても強い指導になりがちなので、個とつながる活動も意識して行っている。
結果として、教室のムードが凛としてきた。
◆朝
台風一過で、学校も少なからぬ被害を被った。
「朝の会は10分遅れで行います。高学年らしい行動をすること。」 と板書しておいたら、クラス全員が運動場に掃除に来た。
公的意識はずいぶんと育ってきた。
◆算数
分数の足し算引き算。
通分・約分以前に、公倍数をよく理解できていない子はつらい。
練習時間が確保できないので、やむを得ず家庭学習を促している。これは、密度の濃い学習空間を保証できていない担任の指導力の問題。申し訳ない。
単元末であるが、習熟は不十分。特に約分忘れがひどい。
放課後、女子は8名ほど残って練習。半分は付き合い。つるむのではなく教え合っている。いい姿だなぁと思ったが、30分も残してしまったので、日直の先生に怒られてしまった。これもまた担任の責任。申し訳ない。
残らずに帰った男子は、週末やってくるとのこと。その考えがいかに甘いものかは月曜日に分かるだろう。
◆理科
天気についてまとめ。
5行ほど書けたら報告に来ることになっているのだが、報告もせず、ポイントを外したことを書いている子が。もちろん書き直しである。
聞けない、というのは学ぶことにおいて大きな問題。
◆国語
引用の仕方。「」をつけて引用する技術を作文に生かすことを教えたのだが、宿題にしたせいか、きちんとできたのはわずか6名のみ。
月曜日に指導の入れ直しだ・・・。一回練習したくらいでできると考えている自分の考えの甘さを思い知らされた。
漢字テスト50問も実施。2名を除いて90点以上。全員が90点以上だと思ったのだが、これも見取りの甘さ。やればできることなのだから、きちんと徹底していく必要がある。
台風一過 [てつがくの5の3]
台風接近につき、午前中授業で下校となった。
急の特別振鈴のため、なんとなく落ち着かない雰囲気。こういう姿をみると、まだまだだなぁと思う。
◆歌
今年度初、一人で歌う活動にチャレンジ。今日まで待ったのに深い理由はない。しかし、やらせてみて実感。今日まで待ったのは正解だった。
「一人でも歌える人?」の声かけに、挙手できたのは4割ほど。個別評定を3秒程度でしていく。今日見たかったのは、技能ではなく、心構え。挙手したメンバーは大きな声で歌えていた。声量的には全員で歌う時以上。
今までの歌がいかに手を抜いているかを実感させ、心のない人はいくら数を揃えても意味がないことを突き付けた形になる。さて、明日はどう変容するか。
◆PC
2回目。操作に習熟してきた。
◆算数
短時間×多回数。定着も早い。最近は復習の大切さも指導を入れている。
台風一過につき、明日は暑くなりそう。
3連休前、バシッと氣持ちよく終わらせたいものだ。
スローペース [てつがくの5の3]
「返事をする」
「努力を惜しまない」
「そろえる」
今現在、この3本柱に沿って学級を運営している。
しかるべきときにはガツンと対応しているのだが、なかなかたくましい子達である。
やっと厳しくできる関係が築けてきたと思う今日この頃。遅いかなぁ。