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歴史 [もっとてつがくの6の3]

歴史の学習が一通り終わった。

過去最速のペースである。

かといって、端折ったわけではない。

通年計画をきっちりと立て、それに従って重点を押さえながら進めてきた。

質的にも充実した歴史学習であったという手応えがある。

しかし、一通りの学習で、知識が定着するわけではない。

中学進学後も見据え、自力学習を念頭に置いた歴史の総復習を行っていくつもり。


1年生とかかわる [もっとてつがくの6の3]

交流に招かれ、1年生の教室へ。

生活科のお祭りに幼稚園の子達を招くらしい。

6年生はその練習台(笑)。

下学年とかかわる。それ自体が大きな学びである。

普段、同世代の仲間同士では見せないような顔を見られるのも交流。

30分ほどの短い時間ではあったが、価値ある30分であった。


11月10日(土) [もっとてつがくの6の3]

◆朝

◆音楽

音楽会に向けて。檄を飛ばした効果だろう、非常に集中した雰囲氣。いつの間にか最後まで通せるようになっていた。

次の課題は速度をつけること。精度を高めること。表現力を高めるのはまだ先。

◆算数

今日から、およその面積・体積の求め方。

前単元「立体の体積」で露呈したのは、そもそもの計算力の低さ。土台学力をつけ切れていないことが響いている。

思考力以前の計算力を高めていく必要がある。

・今日は、四角柱の体積の問題。底面が台形。公式をうろ覚えの子が4名ほど。

・空き缶を利用して、およその体積の求め方を確認する。ここでも円柱の体積の計算練習を意識。

体積とかさとの関係についても触れる。単位の換算への布石。まぁ忘れるだろうな(笑)。

個々の力をノートで見取ったが、把握しきれず。見取りに関しては、もっと工夫が必要。

今日は、この後、発表の授業が続くので、意図的指名を多くする。

◆国語

言葉の使い分けを説明する授業。

参観日という機会を生かし、個別発表の時間にする。見られる重圧に対し、どこまで自主的になれるか。前回の参観日・音楽の授業のリベンジでもある。

フリップを作り、配布資料を配り・・・というけっこう本格的な学習。しかし、準備期間はたったの3時間。どこまでできるか不安だったが、今日の発表は素晴らしかった。自主的に発表したいと挙手したのは15名。まだまだ・・・ではあるが、少しずつ挑戦精神は育ってきているかな。

C・・・資料が大変よくできている。キャッチボール型の対話にはなっていなかったが、きちんと考え方を伝えることができていた。彼女が口火を切ったことの意味は大きい。

T・・・声の大きさ、アイ・コンタクトOK。相手への問いかけなど、発表の工夫が見られた。言葉の使い分けについては、もう少しはっきり仮説の提示があってもよかった。

G・・・発表資料OK。前の発表を受け、自分の発表に生かしていた。分かりやすく考えを伝えていた。最後にもう一度、結論を確認したのがよい。説明文の学習が生きている。

R・・・アイ・コンタクトが課題。どうしても資料に目がいってしまう。とはいえ、いままで行った発表の中では抜群によかった。声の大きさも積極的な意欲も◎。

Y・・・「え~と」の多用が抑えられていた。大変緊張している様子が伝わったが、その中で自分の考えをあれだけしっかり言えたのは立派。やはり、事前の入念な準備があったからこそだと思う。

H・・・途中までは良かったが、自分の考えを整理しきれていなかった。やる氣は十分。ズバリ一言で言う要約力がほしい。

H・・・事前準備に余念がない。大変素晴らしかった。

I・・・例示がよい。というより、選んだ言葉がよい。相手意識を持って、考えを伝えることができた。

S・・・例示がよい。発表の仕方も◎。よほど事前準備をしたのだろう。ただ、一番大事な点、言葉の意味の違いを端的に語っていなかった。それが惜しい。

I・・・例示がよい。上の二人と同じ内容だったが、例示を変えるなど工夫が見られた。たまたまかもしれないが(笑)。言葉の意味の違いをキチンと語っていた。

W・・・早口。端的に語り過ぎる。とはいえ、伝えたいことはズバリと伝わる。良い発表であることは間違いない。もう少し「遊び」があってもいいかな。

K・・・昔話の比喩が秀逸。フリップの例も面白かった。ただ、考えを端的にまとめるという点で課題がある。

規定時間をやや過ぎたが、充実の1時間だった。

◆理科

大地の変化。「化石はどのようにしてできたのか」を説明する。

教え合いの中で、余計なことをする姿も数名あったが、ナカナカ充実した時間だった。

発表した4名も、上手く言えていた。

最後にノートにまとめさせたが、集中力が切れたのか、記述が荒いものが多かった。このあたりも課題だなぁ。

◆お弁当

食後、すぐにお祭り。

今日は年に一度のふれあいフェスタ。

私はバルーン・アートを担当する。大盛況だった。


哲学科の血が騒ぐ [もっとてつがくの6の3]

Hさんが素敵な日記を書いてきた。

たとえば、「お茶の色は?」という問いに「緑色」という答えを出す。弟が同じ問いにどう答えるのかを記録していき、自分の認識と弟の認識との間にどれだけズレがあるのかを検証するのである。

先日の放課後、「あなたの見ている赤と私の見ている赤は同じ赤だとは限らない」 (いわゆるクオリアの問題)というテーマで話をしていたことを受けての日記であったが、その論理展開が見事だった。普通なら面倒になってしまう地道な思考作業も端折ることなく進め、

「名指された対象と名指す言葉との間にルールが成立していれば、クオリアが異なっても言語ゲームは成立する」(逆転スペクトル)と結論付けていた。もちろん、小学生がこんな専門用語を使って書いていたわけではない。

哲学的素養というのは確かにある。

それは、実生活を営む上で何ら益を生みだすものではないし、学校で教えるべきものでもない。

けれども、子ども達の中にそれを見出したとき、元哲学科の血が騒いでしまうのである。授業時間に語ったら、楽しいだろうなぁ。彼女の日記を読み、そんなことを夢想したのだった。


校舎の絵 [もっとてつがくの6の3]

校舎の絵を描いている。

6の3は、丁寧に描く子が多い。

というか、丁寧過ぎる。

下絵にしても、彩色にしても、声をかけなければいつまでも描き続けている。

スピードを要求される(する)ことの多い学校生活だが、彼らの中を流れている「子ども時間」は、きっと私が思っている以上に緩やかなのだろう。

「モモ」の灰色の男達は、豊かさと引き換えに功利的思考を得た。豊饒な子ども時代を「理」によって埋めようとし、結果、大切なものさえも塗りつぶしてしまった。

大人になるとはそういうものではない・・・と思ってきたはずなのに、時々僕は、自分にも子ども達にも「小賢しさ」のようなものを求めてしまう。まるで灰色の男たちのように。

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子ども達の絵を見ると、時々平手打ちを食らったような心持になる。


誠意 [もっとてつがくの6の3]

失敗から学ぶことは多い。

失敗は成功以上に多くのことを教えてくれる。

そのときは失敗でも、次に生かせば失敗ではなくなる。

「失敗」を価値あるものへと転化していくことはできる。

ときには、失敗を自覚させることも必要だ。

けれども、重なる失敗は確実に心を摩耗させていく。

6年生という時期だから、失敗よりも多くの成功体験を与えてやりたい。

失敗を責めることが多かった今週。

本当に責める必要があったのか?

責めることが次に生かされるのか?

相手に責を求めるより先に、自らの指導を省察する。

子ども相手だから、より一層誠実さが必要なんだ。


ペイ・フォワード [もっとてつがくの6の3]

市の音楽会に出る4年生のクラスが、全校集会で合唱と合奏を披露した。

頑張っている後輩のために、何ができるだろう…ということで、激励の手紙を書く。

すると、火曜日、4年生たちがぞろぞろやってきて、今度はお礼の歌を聞かせてくれた。

教室で聞く歌は、体育館のとき以上によく響き、クラスの子達には良い刺激となった。

4年生にとっても、本番前の良い練習の舞台となっただろう。

相互に益となるこそ「かかわってよかった」という実感が生まれる。

小さな交流ではあったが、今後の活動の大きな布石となる取り組みとなった。


校舎の絵 [もっとてつがくの6の3]

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校舎の絵を描き始めた。

先週、透視図法について話したのだが、多くの子にとって「宇宙語」だったらしい。あまり氣にせず、じっくりよく見て描くよう指示を出す。

自分で描くとよく分かるのだが、慣れていない状態で建物の絵を集中して描くのはとてつもなく疲れる。

多くの子にとって、2時間連続は負担が大きかったようだ。頑張っていたのだが、後半になるにつれ、線が死んでいくのが顕著に分かる(笑)。

下書き4時間という設定であれば、いきなりペン書きでもよかったと思ったが、やはり思い切りに欠けるうちのクラスの子達にはハードルが高い。下書きありでよい。けっこう上手く描けた子が多かった。

それにしても・・・・・・寝転がって絵を描く率の高いこと!


サッカー教室 [もっとてつがくの6の3]

先日、J2のサッカー選手をお招きして、サッカーの指導をしていただいた。

「自分たちでできることは自分たちでやろう」

「全力を出したほうが楽しめる」

「試合の勝敗は人数の差? 自分は本当に全力でプレーをしたか。仲間同士で声をかけ合えたか。そう考えたほうが、次につながる」

「キーパーの仕事は守るだけじゃない。全体を見て、声をかけるのも立派な仕事。声を出そう」

プレーヤーとして優れていても、指導者としては・・・という人もいる。

今回指導してくださった方は、プレーヤーとしても指導者としても素晴らしい方達だった。

子ども達も多くを学んだ、というか体感した1時間だっただろう。

授業終了後、「とても素直な6年生ですね」という言葉をいただいた。

悪意のある見方をすれば、「幼い」ともとれる言葉なのだけれど、素直に嬉しかった。

担任の私は、子どもらしい彼らのことが大好きなのだ。


今日から明日へ [もっとてつがくの6の3]

3年前に卒業した教え子たちとの想い出の曲。

今年度の音楽会で取り組むことになった。

練習を始めて2日目だが、意外なことに女子の方がテンションが高い。

放課後、輪になって大熱唱(絶叫!?)している。

品位はともかく、心が開放された声が出ている。実にいい。

この輪を広げていくことが今の課題。

美しさとか高いものはまだまだずっと先の話だ。


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