7代・最強クラス6の4 ブログトップ
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猫とアヒルが [7代・最強クラス6の4]

子どもたちの意識に波がある。金曜日は久しぶりに意識の高さを感じた。

こういうときはいろいろと試してみたくなる。

5時間目が開始する前、5分ほど時間があったので、黒板に「With you smile」「手紙」と板書する。すると、数名の子がすっと歌いだす。外遊びから戻ってきた子がそろったところで、いつもなら少しずつ発声練習をするところだが、

「全員起立。では発声練習。猫とアヒルが・・・さん、はい」

と無茶ブリをする。もちろん今まで歌ったことはない(笑)。

ところが、「幸せよ~、幸せよ~」までキチンと合わせて歌う子たち。たまたま訪問に来ていた中学生に「いつもあんな風に練習しているんですか?」と聞かれ、「実は今日が初めてなんです」と答えても信じてもらえなかった。それくらい素晴らしい即興性だった。

無駄だと思えることの中から心の余裕が生まれ、笑顔が生まれる。自分の実践の核となるのはやはり「無駄の寛容」だ。

 


強さと優しさと [7代・最強クラス6の4]

算数の授業のとき、問題が起こる。昨日今日ではなく、積み重ねがあっての問題。話をすることにする。

生きていくためには「強さ」が必要だ。卒業後、支えてくれるものはさらに減っていく。人は強くなければ生きていけない。

しかし、だ。人にはそれぞれの悩みや悲しみがある。強くなりたくても強くなれない人がいる。そうしたときに寄り添う優しさがその人を強くしてくれる。

強さと優しさと。

強さとは責めることではない。優しさとは甘やかすことではない。根にあるのは思いやりの気持ちである。さて、子どもたちの心にどう響いただろうか。


平常心 [7代・最強クラス6の4]

杉渕先生が提案されている「流動論」。その見方で言うならば、今週のクラスの状態はCの状態であった。意識なし、思いやりなし、自覚なし。三冠王である。

いつもできていることができていない。いつもなら声の掛け合いがあるのにそれがない。教師の声かけが響いていかない。同じ注意を一日の中で何度しているだろうか。

クラスが落ち込む時はある。さて、C状態にあるクラスを立て直すにはどうしたらよいか。自分は、集団として子どもを見ないことにしている。

C状態を作り出している不調の子、A状態にあるが、それをつぶされてしまっている子、平常心を保っている子。個々の状態を見極め、クラスを正常な状態へと正していく。今週を振り返ってみれば、そういう細やかな作業が足りていなかったように思う。おおざっぱな把握の仕方では、大局を作っているモノが見えてこない。

さて、残された一日をどう過ごすか。まずはクラスに平常心を取り戻したい。卒業まであと30日。


あいさつ運動 [7代・最強クラス6の4]

イニシアチブによるあいさつ運動を始めて1週間がたつ。

子どもたちにさせておいて、自分は教室にいるのは性に合わないので、月曜日から立ち始めた。子ども達が立っていないところに一人で立っているので、他のクラスの子は気の毒に見えるのだろう、やさしく声をかけてくれる(笑)。

 今日は他のクラスの子も手伝ってくれた。本氣のあいさつにはほど遠いが、少しずつあいさつの輪が広がっていくのがわかる。文化として根付かせていくには、文化をつくろうという意志と連帯が必要だ。学校づくりのために自分ができることは何か。そんなことを少し考えた。


問われる真価 [7代・最強クラス6の4]

個でいるときに問題の見えなかった子でも、集団の中で問題が顕在化することがある。

関係性の中で真価が試される。教師にできるのは、自ら乗り越えうる課題を考え、与えることだ。


イニシアチブ [7代・最強クラス6の4]

杉淵先生の実践を参考に、「イニシアチブ」を学級経営の中核に据えている。

先日の児童朝会で、委員会の発表を行った8割が6年4組であった。朝会後、全校にかかわるイニシアチブを行った子達を大いに褒め、卒業に向けて、いま自分たちにできることを頑張ろうと檄を飛ばす。最高学年が本氣を出せば、クラスどころか、学年、地域をすら動かすことだってできる・・・子どもたちはいい顔をして話を聞いていた。

その翌日、教室が雑然としていたので、「教室が尋常ではなく汚い」と板書しておいた。外では自主的にあいさつ運動に立つ子ども達がいる。職員室にまでその大きな声が聞こえてきたが、敢えて何も言わなかった。

イニシアチブをした後で、汚い教室を見て何と言うかなと思っていたら、教室に早めに来ていた数名が掃除を済ませ、「教室が尋常ではなく汚かった!」と書き直していた。

翌日もあいさつ運動を続けていたので、「2回だけならばマグレでもできる。本物かどうかを確かめられるのはこれから」と板書しておく。それが金曜日のことだった。

いろいろな問題もあるとはいえ、子ども達が急成長を見せている。彼らの成長にどうやって応えられるだろうか。毎日がとてもドラマチックだ。

 


授業公開「海の命」 [7代・最強クラス6の4]

いろいろと思いがあって、授業公開をする。7年の教員人生で、自主公開は初めてのこと。できることならひっそりと・・・という及び腰な自分に活を入れ、指導案を全職員に配布した。忙しい時間を割いて、見に来てくださったのは5名。非常にありがたいことだった。

公開したのは「海の命」。4月から続けてきた線の指導が、日常の中にどう表れるのか。自身の実践を批判的に振り返るという意味で、最も力を入れている国語の授業を見ていただいた。

・巻末漢字全力音読

・フラッシュカード「四字熟語」「いろいろな読み」「対義語」「ことわざ」

・表現読み「希望」「シャボン玉」「冬は」「草むしり」

・海の命

普段通りの・・・というつもりでも、やはり自分の中の氣合いが違う。子ども達にも伝播したのか、やる氣がいつもよりも3割増し。3時間目開始の鐘を待たずに音読が始まった。

他の部分も大いに盛り上がった。特に一文ずつちまちまと本文を読み進めていく場面では、意見が途切れることなく授業が進行した。発言者は20名ほど。途中、発言を拾い切れなかったのは反省。指名なしの難しいところでもある。

成果もあり課題もあった授業公開。やってみると分かることがある。なるほど。

 


算数 [7代・最強クラス6の4]

算数が低迷している。

「拡大図と縮図」が難しく、子ども達は算数があると表情が険しくなり、算数が終わるときは苦虫を噛みつぶしたような顔になっている。

1㎞は1000mからスタートの子もいた(!)ので、縮尺で躓くのは当然の帰結。とはいえ、一単元だけで算数嫌いを増やすのも頂けない話だ。さて、どうするかなあ・・・と思っていたら、単元の学習があと2時間で終わってしまう。

「あのまつくらな巨きなものを俺にはどうにも動かせない」

宮沢賢治のような心境。


個に焦点を当てる [7代・最強クラス6の4]

早いもので、1月も残すところあと1週となった。 

ここから2月中盤までは、「全体指導:個別指導」の比を変えていかなければならない。個に焦点を当て、自立を促していくことが全活動の主軸となっていく。まだまだ別れを惜しむような時期ではない。

具体的な行動目標も示した。来週は今後の学級経営を決定する「要」の週となるだろう。心して準備に取り組まねばなるまい。


卒業制作 [7代・最強クラス6の4]

卒業制作でオルゴールに取り組んでいる。
まあ、6年生の定番の実践と言ってよい。

図画工作において最も大切な要素は、「作品をつくりたい」という意欲だと思うのだが、指導を2時間終えた現段階で、子ども達は今までにないような意欲を見せている。
朝の時間、休み時間など、暇を見つけては彫刻刀を出しては板を削っている。勉強にもこれくらい熱心だとうれしいのだけれど、と母親なら愚痴の一つも言いたくなるような熱中ぶりだ(笑)。

2月末の完成を目指していたのだが、予想よりもはるかに早く仕上がってしまいそうだ。
さて、内側から出てきたこの意欲を、どう他の活動とつなげていくか。教師の腕の見せ所だ。


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