彗星 [読書・映画・音楽]
学生時代に「LIFE」にやられて以来、小沢健二さんのファンです。
今秋、その小沢さんが「毎日の環境学」以来、13年ぶりとなるアルバムを出すとのニュースが耳に入ってきました。嬉しいニュースです。
先行シングルとしてリリースされた「彗星」を早速聞きました。
今ここにある この暮らしこそが 宇宙だよと 今も僕は思うよ なんて奇跡なんだと
他の人が歌ったら軽薄にとられかねない歌詞も、オザケンが歌うと説得力があります。
出会いからずいぶんと経ちますが、オザケンは今でも自分にとってアイドルなのだなとしみじみ思いました。
アイドル・・・と言えば、先日、20数年ぶりに魯迅の「故郷」を読みました。この物語で「偶像崇拝」という言葉を覚え、心に刻み込んだのは私だけでしょうか。
ルントウが香炉と燭台がいると言った時、わたしは内々彼を笑っていた。彼はどうしても偶像崇拝で、いかなる時にもそれを忘れ去ることが出来ないと。ところが現在わたしのいわゆる希望はわたしの手製の偶像ではなかろうか。ただ彼の希望は遠くの方でぼんやりしているだけの相違だ。
光文社古典新訳文庫で出ていることを知りました。この本では、偶像崇拝をなんと訳しているのでしょう。機会があればまた再読したいところです。
2019-10-12 17:51
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