綿の国星 [読書・映画・音楽]

春は長雨


どうしてこんなにふるのか さっぱりわからない


どうして急にだれもいなくなってしまったのか さっぱりわからない


だめだ ポリバケツのふたを あける力もないや


・・・大島弓子さんの漫画「綿の国星」の導入ページの言葉です。


綿の国星 (第1巻) (白泉社文庫)

綿の国星 (第1巻) (白泉社文庫)

  • 作者: 大島 弓子
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 1994/06/01
  • メディア: 文庫

物語全体に通底する詩情が昔から好きなのです。

でも、定期的に読み返したくなるのは、それだけではなく、文体のリズムが心地よいからなんだと先日気付きました。

楽器が定期的な調律を必要とするように、人間の心にも調律が必要だと私は思います。「綿の国星」のリズムは、読み返すたびに私の心を調律してくれている・・・そう思うと、いっそうこの物語への愛着がわきました。



nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
サーカスのライオン彗星 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。