再会 [初代・なかよく楽しい3年2組]

家族水入らずで散歩がてら本屋に出かけた。

その帰り道に、高校生の男の子に声をかけられた。

妻のほうの教え子かな? と思ったら、私が初任のとき3年生で、妻が5年生のときに受け持った子だった。あまりの変容ぶりにびっくり。こちらの氣持ちを察したのか、学生服の裏の名前までわざわざ見せてくれた(笑)。

さて、教え子の立派に成長した姿を見て、教師の役割とは何かを改めて考え直してみた。

 ・今の自分にできる最高の学びを与えること(シェアすること)→教え、育てる

・楽しい時を共有すること→楽しさ

すぐに思いつくのはこの2点だ。

考えてみると、今の自分はかなり教え育てることに非常を置いていることに氣付く。

楽しさがないわけではない。しかし、楽しさを意図的に排除していることも否めない。今のやり方に何か疑問を感じてしまうのは、どこかしら不自然なところがあるからだ。

とはいえ、教育にベストと言えるものがあるわけもなく、教師にできることはそのときのベターだと思えるものを選択していくしかないことも分かっている。楽しさの排除は、子どもとの距離感に悩んだ当時の自分が出した、ベターな結論だったはずだ。

そのベターだった結論に対し、何かしら違和感を感じる今の自分がいる。これは、新しいベターを模索せよというサインなのかもしれない。

これから目指すべき道は?

初任のときの教え子の成長した姿から、いろいろなことを考えさせられた一日。

それにしても、教え子の成長は何にも増してうれしい。年をとるって素敵なことだと最近実感する。


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