子どもが「読書」に夢中になる魔法の授業 [読書・映画・音楽]
通勤読書12冊目。
読書好きの子を作るのに必要なのは、本を選べる環境と本を読むための時間、そしてほんの少しの方向付け(めあてとも強制ともいう)。
この本が語っているのは要するにそういうシンプルなことなのだけれど、いろいろな「制約」を理由に、学校現場ではあまり実践されていない。
かくいう自分も、本を読むための時間をここまでは保障できていなかったなぁと思う。
子どもたちの学びを評価するには、さまざまな方法があります。
テストはそのための便利な方法かもしれません。しかし、テストが子どもたちの学びに大きな影響を与えてしまう事実も見逃すわけにはいきません。テストの存在が大きくなりすぎると、学びの本質が失われてしまいます。
そもそも評価の目的は、子どもたちの学びを促進することです。達成できたことを認め、さらなる学びを計画し、おたがいに高め合うコミュニティをつくることなのです。
いい点をとることも大事ですが、そもそもの意義を見失わないようにしたいものです。
質の高い力を育むための手段としての読書。
美しい文句だと思うけれど、テストによる評価がいまだに根強い学校現場で実践する場合は、まだまだ説得するだけの「成果」が必要だと思う。そのあたりの事情はアメリカも同じようで、筆者はそのへんも抜かりがない。
読書活動を学校現場で推進したいと思っている先生方には、ぜひ読んでほしいと思う。
2015-04-23 03:49
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