間接表現 [教材研究]

「夏のかぜ 山より来たる 三百の 牧の若馬 耳吹かれけり」

さわやかな風だと分かるのは、どの言葉からか。

夏→夏と言えば暑い。それに対して風は冷たい、涼しい。対比的に書かれているのだから、風は涼しさの象徴。ゆえに、さわやか。

山より来る→山は牧のある所より高いところ。高所の空気は涼しい。

若馬→若さ=さわやかさのイメージ。

耳→話者は、馬の耳の動きで風を感じている。強い風ならば、たてがみ等もっと目立つ部分で感じるはず。

◆短歌や俳句の言葉は、イメージを多くはらんでいる。

◆耳の動きで風の強さを表すような表現を、間接表現と言う。

間接表現の例 夏目漱石 「月がきれいですね」


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