間接表現 [教材研究]
「夏のかぜ 山より来たる 三百の 牧の若馬 耳吹かれけり」
さわやかな風だと分かるのは、どの言葉からか。
夏→夏と言えば暑い。それに対して風は冷たい、涼しい。対比的に書かれているのだから、風は涼しさの象徴。ゆえに、さわやか。
山より来る→山は牧のある所より高いところ。高所の空気は涼しい。
若馬→若さ=さわやかさのイメージ。
耳→話者は、馬の耳の動きで風を感じている。強い風ならば、たてがみ等もっと目立つ部分で感じるはず。
◆短歌や俳句の言葉は、イメージを多くはらんでいる。
◆耳の動きで風の強さを表すような表現を、間接表現と言う。
間接表現の例 夏目漱石 「月がきれいですね」
2014-09-07 09:13
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