七五調 [教材研究]

「平家物語」を扱ったあと、教科書にカール・ブッセの「山のあなた(上田敏訳)」が掲載されている。

どちらも文語定型詩、七五調で書かれている。

この次が俳句の学習でもある。

良い機会だったので、ずっと考えていた「七五調」の授業をすることにした。

◆日本人に愛されてきた七五調

・童謡における七五調→どんぐりころころ、ももたろう、うらしまたろうなど

・時代劇に生きる七五調→水戸黄門「ああ人生に涙あり」

◆七音のリズム、五音のリズム

「きらきらぼし」は七音の連続による定型詩

パフュームの「ポリリズム」も七音の連続、サビは五七調

◆同一リズムを生かした替え歌

水戸黄門→どんぐりころころ

平家物語をラップ調に→山のあなたをラップ調に


ああ(この言い方が大事!) われ人ととめゆきて

をラップ調で読むところで男子は大爆笑。女子は冷たい目(笑)。

語尾を伸ばすとラップっぽくなると子どもは氣付いた。どうでもいいですけど。


最後に再びパフュームの名曲「575」を紹介。

会えなくて 気持ちはどこにあるのかな
会いたくて でも打つ文字が見つからない

 
この授業で、私はパフューム・ファンということになった(笑)。どうでもいいですけれど。


 授業後、数名の子が好きな歌謡曲(この言い方が古い)が七五調にならないか調べてきた。

「先生、美空ひばりの『みだれ髪』はどうでしょう?」・・・って、おまえは何時代の人間だ(笑)。彼は熱烈な山口百恵ファン。

「爽健美茶はどうですか?」・・・! これは盲点。

私も考えてみたが、「走れコータロー」くらいしか出てこなかった。

興味は尽きない。

 

 

 

 


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