卒業式 [7代・最強クラス6の4]
いよいよ今年度最後の日。3学期から始めたカウントダウンカレンダーで、黒板を埋めておく。となりには「卒業おめでとう」と板書。本当はいろいろと書きたかったのだが、別れのときは饒舌でない方がよい。
教室をきれいにし、机を拭しておく。黙々と掃除をしていると、時間があっという間に過ぎる。外を見ると、そろそろ卒業生が登校し始めていた。
8時10分になると、卒業生達が続々と上がってくる。いつもとは違う服装でどこか恥ずかしそうだが、誇らしげでもある。遅刻の常習者のあの子も、今日は早い。当然と言えば当然だが、少し残念な気持ちにもなる(笑)。
さて、入場まで1時間以上あるので、健康観察を済ませた後、思い出DVDを見せることにする。私は職員室に戻り、学年の先生方と歓談。
時間が来たので、教室へ。ゆるみすぎず、緊張しすぎず、非常にいい状態で子どもらは待っていた。廊下にサッと並ぶと体育館へ。いよいよ本番。
全体的にはいろいろと課題はあった。しかし、自クラスの子ども達の返事は実に立派なものだった。式中、子ども達の方を見ていると、何度も目が合う。泣いている子は一人もいない。みんないい笑顔をしている。YELLの退場曲に見送られながら、教室に戻る子ども達。最後まで始終笑顔だった。
教室に戻ると、保護者の方々が結構来ている。子ども達だけの予定だったのだが・・・・仕方ない。最後の学級通信2枚を配る。メッセージを読んで締める予定だったが、すでに子ども達の何人かが泣き出している。予定を変更し、メッセージではなく、歌を流すことにする。
卒業しても
会えなくなっても
どこかで旅続けるメロディー
たくさんの歌を歌った6年4組の最後を飾るにふさわしい「未来を旅するハーモニー」。一人一人の顔を見ようと思うが、彼らの顔を見られない。不覚にも涙が止まらなくなってしまった。こんなドラマみたいなことってあるんだなぁ。
その後余韻に浸る間もなく、下校、写真撮影会、昼食、謝恩会・・・・くたくたに疲れたが、今年度は終わった。195日よく頑張った。3連休だけはゆっくりと休ませてもらおう。
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