5月 [長期研究時代]

研究テーマ決めに専心していたら、いつの間にか5月。

学校現場にいたときとはまるで違うけれど、時は確実に流れていく。

記録し記憶にとどめるよう心がけていきたい。書かないと心に残らない…

風の帰る場所 ナウシカから千尋までの軌跡 (文春ジブリ文庫)

風の帰る場所 ナウシカから千尋までの軌跡 (文春ジブリ文庫)

  • 作者: 宮崎 駿
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/11/08
  • メディア: 文庫

19冊目。

「もののけ姫」「アリエッティ」「コクリコ坂」など、インタビューの中にすでに可能性が表れているのが興味深い。

作品として出てくるかどうかは別にして、物語というのはすでに作家の内にあるものなのだと思う。

ジブリ関連のインタビュー本をいくつか読んできたが、一番過激で面白かった。インタビュアーが挑発的というか攻撃的で実に刺激的。宮崎駿もそれ以上に過激。インタビューの場にいたらけっこうキツイだろうなぁ(笑)。

「考える」ための小論文 (ちくま新書)

「考える」ための小論文 (ちくま新書)

  • 作者: 西 研
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1997/05
  • メディア: 新書



20冊目。

想像していた内容と違って受験指南書のようだった。

西研の著作は論旨明快で好きなのだが、今読みたい内容ではなかった。残念。

下剋上受験-両親は中卒 それでも娘は最難関中学を目指した!

下剋上受験-両親は中卒 それでも娘は最難関中学を目指した!

  • 作者: 桜井信一
  • 出版社/メーカー: 産経新聞出版
  • 発売日: 2014/07/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




21冊目。

受験奮闘記にあるまじき厚さに興味をひかれて読んだ。

中卒の父親が娘と中学受験の最高峰である桜蔭学園に挑む・・・?

「娘が父親と共に」ではなく、「父親が娘と共に」と書く方がふさわしく思えるほど倒錯した父親の奮闘ぶり。

父親目線から語っているからとか、物語的誇張が多分に含まれているとかも当然あるのだろうけれど、

それにしてもすさまじい。

教師として、2児の父として笑えない場面もあったが、サン・テグジュペリの「夜間飛行」を読んだ時のような読後感があった。

「ねばならぬ」という使命感は狂気と紙一重だ。そう思う。


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