5月 [長期研究時代]
研究テーマ決めに専心していたら、いつの間にか5月。
学校現場にいたときとはまるで違うけれど、時は確実に流れていく。
記録し記憶にとどめるよう心がけていきたい。書かないと心に残らない…
風の帰る場所 ナウシカから千尋までの軌跡 (文春ジブリ文庫)
- 作者: 宮崎 駿
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/11/08
- メディア: 文庫
19冊目。
「もののけ姫」「アリエッティ」「コクリコ坂」など、インタビューの中にすでに可能性が表れているのが興味深い。
作品として出てくるかどうかは別にして、物語というのはすでに作家の内にあるものなのだと思う。
ジブリ関連のインタビュー本をいくつか読んできたが、一番過激で面白かった。インタビュアーが挑発的というか攻撃的で実に刺激的。宮崎駿もそれ以上に過激。インタビューの場にいたらけっこうキツイだろうなぁ(笑)。
20冊目。
想像していた内容と違って受験指南書のようだった。
西研の著作は論旨明快で好きなのだが、今読みたい内容ではなかった。残念。
21冊目。
受験奮闘記にあるまじき厚さに興味をひかれて読んだ。
中卒の父親が娘と中学受験の最高峰である桜蔭学園に挑む・・・?
「娘が父親と共に」ではなく、「父親が娘と共に」と書く方がふさわしく思えるほど倒錯した父親の奮闘ぶり。
父親目線から語っているからとか、物語的誇張が多分に含まれているとかも当然あるのだろうけれど、
それにしてもすさまじい。
教師として、2児の父として笑えない場面もあったが、サン・テグジュペリの「夜間飛行」を読んだ時のような読後感があった。
「ねばならぬ」という使命感は狂気と紙一重だ。そう思う。
2015-05-08 03:19
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