読書記録 [読書・映画・音楽]
ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)
- 作者: J. K. ローリング
- 出版社/メーカー: 静山社
- 発売日: 2006/05
- メディア: ハードカバー
途中で熱が冷めてしまい、読まずにいたハリーポッターシリーズの6巻、7巻。
ブックオフで100円で入手したので、この冬休みに読んでみようと思う。
本からは糸が出ていて、1冊手にすると、別の本へとつながっていく。
単なる幻想小説として楽しんでしまっているのだが、タブッキの書く小説群から「娯楽」というベールを1枚剥ぐと得体のしれない何かが垣間見える。
それが何なのかは分からないのだが、分からなさも楽しんでしまえるのが私の特技。
誰にでも薦められる本ではない。しかし、本棚にはずっと入れておきたい本。
古くからの愛読者としては、「ロールパンチーム」という呼び方の方がしっくりくる。
「理想の大人像」というものを考えていて、パッと浮かんだのは「飛ぶ教室」のベク先生であり、カニグズバーグの作品に出てくる大人たちであった。
きれいに勝ち、きれいに負けるなんて、そんな生やさしいこと以上のものを教えてやらなくちゃ。勝負を気にするようにさせなくちゃ。負けた時にはがっくりくるようじゃなくちゃ。
子どもを子ども扱いしない。時に辛辣で冷たい。そこがいい。
ベッシー母さんの言葉は、大人になった今だからこそより強く共感できる。そして、マークの言葉も。
成長の一部分だけがみんなの前と家族の前で起こる。あとの大部分は、ひとりでいるときに起こる。
2014-12-23 07:56
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