読書記録 [読書・映画・音楽]
リアルの新刊が出ていた。
人物の描き方が最近の漫画的ではない。
平面的な描写ではなく、立体的な描写。
ある時はすごく格好よく見える人物が、ある時はものすごく醜悪に見える。
女性も描き方もそう。
美化せず、その時その時の表情をありのままに描いている感じ。
巻によってどころか、開くページによって印象が違う。だから目が離せない。
こういう作品を同時代に読める幸せ。
永井均の作品をぼちぼちと読んでいる。
新作の「哲おじさんと学くん」は、対話形式、見開き1ページで1話という一見易しい体裁をとっているが、これが非常に難解。
分かるのに理解できない。
永井先生の問題としていることの何が問題なのか、深いところで掴めない。
それでも作品群から離れられないのはなぜだろうか。
再読必至の書だ。
岩瀬さんの新作をやっと手にすることができた。
岩瀬さんらしい、というか、自分が岩瀬さんの本に求めているものを十二分に満たしてくれる本だった。
読書感想文の課題図書となった「なみだひっこんでろ」には、深く失望したので、
これだよこれ、と一ファンとして素直にうれしかった。
「谷川くん」を読み聞かせしたくなってきたな。
おばけのたろぽーシリーズを娘が氣にいっている。
「おばけのたんけん」は、特に道が分かれてなめくじやらむかでやら、へびやらこうもりに出会う場面がドキドキするようだ。こわいこわいと言いながら身を寄せてきて、何度も「読んでー」とせがまれる。
次の作品も楽しみだ。
おばけのたんけん さくぴーとたろぽうのおはなし (こどものとも絵本)
- 作者: 西平あかね
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2014/04/02
- メディア: -
忙しいせいか、読書量が減っている。
しかし、12月はぐっと「濃い」読書ができている。
量も大切だが、やっぱり濃度でしょう、読書は。うん。
2014-12-20 19:01
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