カリギュラ [読書・映画・音楽]
金曜日、代休を利用して、遠足の下見に行く。
東京行の電車を待ちながら、電車中で久しぶりに読みふけったのが、カミュの「カリギュラ」。
「俺は月が欲しいのだ」
戯曲だから言葉が芝居じみているのは当然なのだが、それがどれも扇情的で心地よい。
初めて読んだ年からもう倍以上の年齢になっているのに、こんなに煽られるとは思わなかった。
不条理に対する能動性を突き詰めるとこうなる、という一つの解。善悪という道徳的観念を抜きに読めてしまう自分は、やはり道徳的ではない種類の人間なのかもしれない。
「カリギュラ」熱にあてられ、不道徳系読書を楽しんだ3連休だった。
2014-11-09 21:57
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