小数のわり算 表彰式 [笑い]
小数のわり算は5年生・算数の大きな壁の一つ。
家庭でも練習してもらいたかったが、宿題という形を取らなかった。
個々の学習状況に差があり、自力でできない子も多かったから。
基本は学校で練習、同じ問題を家庭で解き直す。反復が力になる、と子ども達に伝えた。
5回家庭学習に取り組むごとに、学年の先生方に報告に行き、15回続けたら認定証を出す・・・という方式。
最初は、真面目な数名が取り組んでいただけだったが・・・
1人目の子はビバルディの「春」、2人目はヘンデルの「見よ、勇者は帰りぬ」、3人目は「炎のランナー」のテーマ・・・
定番の曲で盛大(!?)に表彰式を行った。
すると、ちょっとうらやましそうに見る子も。
そして4人目は、「トッカータとフーガ」。子ども達は予想外の曲が来たので大爆笑だった。
5人目はヴェートーベンの「皇帝」。「黄金伝説だ!」と食いついたので、すかさず解説。今年の子達は、豆知識が大好きなので、嬉しそうに聞いていた。
表彰が終わると、その曲がその子のテーマ曲になるらしく、「トッカータとフーガ」の子はけっこう嬉しそうだったりする(笑)。
算数に取り組んでいなかった子達も、自分のテーマ曲欲しさに、今さらながら小数のわり算の練習を始める。
クラシックの鑑賞にもなるし、算数の勉強にもなるし、何よりもみんなが笑顔になる。けっこう面白い実践だと思う。
15回やる、という設定はちょっとハードルが高かったかもしれない。10回、もしくはもっと少なめに設定した方が、苦手な子達には良かっただろう。より多くの子達に、達成感を与えることが大切なのだから。(実際の力をつけるのは学校で。それはそうだろう)
楽しそうな授業! ですね。
by ミルティリおばさん (2013-07-25 14:29)