漢字100問 [教材研究]

今まで行ってきたのは、漢字50問。

熟語ではなく、新出漢字のみの50問テスト。

ほとんど指導を入れなくても、「ある程度」の回数をこなせば、90パーセント以上の子が5分でできるようになった。

つまり、「負荷」が少ないということだ。

今行っているのは、漢字100問。

しかも、全て熟語で書かせるというもの。(時間は15分)

上記の漢字50問に比べると、とてつもなくハードルが高い。

事実、夏休み前にかなり繰り返したにもかかわらず、90点を取れたのは4名のみ。

現学級は、課題を課したときにできるようになるまで復習するという子がごくごくわずかしかいない。

つまり、「4人」は、7月までの学習で定着している正確な人数だと言えるだろう。

その後、1週間、学校や家庭学習で練習時間をもうけて再び同じテストを行った。

解答は渡してあるものの、教師は一切採点をしない。

つまり、自らの学習のみで目標達成できるか否か=「自主学習力があるかどうか」を計ったのである。

結果は36名中、18名「だけ」が90点を達成できた。

より負荷のある課題を出すとき、「子どもに合っているかどうか」だけではないモノサシが必要だ。

自力ではできなかった。子どもには合っていなかった。だから課題のレベルを下げよう・・・・

低い基準に合わせていくと、全体のレベルはどんどん低下していくだろう。そうではないのだ。

自力ではできなかった。子どもに力が付いていないということだ。では、どうすれば力をつけることができるか?

この二日間考えて、一つの案が浮かんだ。

さて、それが彼らの成長につながるかどうか。

自身を持ったあの子の顔を見たいなぁと思う。

自分の成長を喜ぶあの子の顔が見たいなぁと思う。

教材研究とは子ども研究のことだ。

漢字テストと向かい合いながら、クラスの子ども達の顔が浮かぶとき、自分はまだ教師を続けてもよいのだと確信できる。


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