バートランド・ラッセル [読書・映画・音楽]
未来を常に待ち望み、現在のもつ一切の意味は、現在がやがてもたらすであろうところのもののうちにあるのだと考える習慣、これは一個の有害な習慣にほかならない。部分のなかに価値が存在しないならば、全体のなかにもいかなる価値もあり得ない。
故意に世論を軽蔑する必要はない。・・・。だが、世論に対して無関心でいられることは、まさに一つの力であり、かつ、幸福の源泉である。
「目的の連続性」ということは、結局、幸福をつくりあげる最も本質的な部分の一つである。
最も大きな満足を与える目的とは、一つの成功から次の成功へと、いつまでも死せる終点に達することなく、限りなく導いてくれるところの目的のことである。
語るのは「言葉」ではない。言葉の間隙から立ち現われてくるものが語り、本意を顕わにする。
繰り返し繰り返し繰り返しその地点に戻っては、またそこから歩き出す。バートランド・ラッセル。その言葉には始発点となり得る力がある。
2011-05-03 22:09
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0