拾い読み [読書・映画・音楽]
ぜんぜん知らない人同士のブログが同じころ、たまたま同じようなことを書いたりするのを発見して驚くといういわゆるシンクロニシティ(共時性)という現象が、より数を増したとき、またブログでの活動に多くの共感が集まったとき、現象としてブログの強大な発言力が生まれる瞬間があるということだ。
自分の心の揺れが人のそれと重なったとき、共鳴が起きる。揺れは増幅され、世界をも揺るがす。
両者は似ているのだ。サドとモーツァルトがおなじ世界に属していると言いたいわけではない。彼らはまた、塵芥(じんかい)の、あるいはシロップのなかにあって、不浄な世のなかでまあよしとしようとする連中をかき乱す・・・
サドとモーツァルトの関係は、ソレルスとクリステヴァの関係そのものではないか。
2010-01-16 03:36
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0