自立の氣風 [つばさ5の2]

運動会に向けて黒板メッセージを書こうとしたら、すでにある子の手によって黒板が埋められていた。

「明日の運動会がんばろう!」

翌日、それを目にした子どもたちが自主的に動き出し、思い思いのメッセージを書き始める。

ああ、この運動会は、子どもたちのものになっているのだなあと思った。

◆ 

運動会を終えた放課後。

記念写真を撮り終えた後、片付けのため、一足早く教室を出た。

戻ってきた教室、黒板のメッセージはきれいに消され、すでに代休明けに向けてのメッセージが書かれている。

ホワイトボードには、応援団からの感謝の言葉も。

自立したクラスには程遠いけれど、自立の氣風は確かに育ってきている。

運動会の成功よりもそれが嬉しい。


一人ひとり [つばさ5の2]

こうしなければならない、ここまでを身につけさせなければならない。

「ねばならない」が先立つとき、子どもたちとのかかわりは荒くなる。

その時、教師が見ているのは子どもではないから。

連休明けの5月6日。

イマイチの授業が多かった責は自分自身にある。

自分は子どもたちを見ていただろうか。


先日、子どもたちに語った言葉、

「今回の漢字テストは結果が振るわなかったね。先生の指導の仕方に問題があったととらえますか、自分自身の勉強の仕方に問題があったととらえますか。結果を自分事として受け止めない限り、改善はあり得ないですね。先生は、自分の指導の仕方に問題があったと考えて、改善を目指します。君たちも、自分の勉強の仕方を今一度見直してください。」

自身の発した言葉には、責を負わねばならない。

実践の失敗を自分事として受け止めよう。

そして子どもたち一人ひとりを見つめよう。もっともっと。


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